漢字辞典

「見る」と「観る」

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「見る」と「観る」の違い

「テレビをみる」「外をみる」「劇をみる」などみるという言葉は、日常よく使われますが、この「みる」を漢字にした場合、「見る」以外に「観る」という漢字が思い浮かぶ方も多いと思います。では、この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

」には「みる・目に映る」などの意味があり、小学校一年生で習います。
」は「みる・よくみる・みわたす」などの意味があります。これらは「みる」の同訓意義です。

「観」の漢字自体は小学校四年生で習いますが、「みる」という読み方は教わりません。常用漢字表に含まれていない読み方で表外読みといいます。そのため、常用漢字表内の「見る」が多く使われています。

使い分けをしたい場合は、「歌舞伎を観る」や「しっかりと全体を観る」のような使い方が意味合いとして正しいと思います。

また、「みる」の同訓意義にはそのほかにも「視る」「看る」「診る」「覧る」など多くあり、同じ「みる」ですが意味が少し異なります。「視る」は注意してみる意、「看る」はみまもる意、「診る」は診察する意、「覧る」は一通りみる意です。

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