「慣れる」「馴れる」「狎れる」「熟れる」の違い
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「なれる」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「慣れる」「馴れる」「狎れる」「熟れる」などが思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。
「慣れる」は、「なじむ」「習熟する」という意味で使われます。「暑さに慣れる」「仕事に慣れる」という使い方をします。
「馴れる」は、「動物がなつく」「人になれ親しむ」という意味で使われます。「飼い主に馴れる」「子猫が人に馴れる」という使い方をします。
「狎れる」は、「親しくなりすぎて礼を失する」という意味で使われます。「狎れて軽率な行動をとる」という使い方をします。
「熟れる」は、「熟成する」という意味で使われます。「漬込鮓が熟れる」という使い方をします。
このように読みは同じですが、異なる漢字のものを同訓異義といいます。使い分けに迷うのは「慣れる」と「馴れる」だと思いますが、「慣れる」は、経験を重ねて特に気にしなくなる・経験を重ねて上手になる意で用いられ、「馴れる」は人になつく意で用いられます。
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