「渡る」「亙る」「渉る」の違い
「わたる」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「渡る」「亙る」「渉る」などが思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。
「渡る」は、「川や海などをわたる」という意味で使われます。「若くして海を渡る」「歩道橋を渡る」「悪人の手に渡る」という使い方をします。
「亙る」は、「こちらからあちらまでわたる」という意味で使われます。「多岐に亙る活動」「地震の被害が広域に亙る」という使い方をします。
「渉る」は、「川を歩いてわたる」という意味で使われます。「対岸に渉る」という使い方をします。
このように読みは同じですが、異なる漢字のものを同訓異義といいます。
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