「犯す」「侵す」「冒す」の違い
「おかす」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「犯す」「侵す」「冒す」など複数の漢字が思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。
「犯す」は、「法律・決まり・道徳などをやぶる」「他の領分に立ち入りあらす」という意味で使われます。「罪を犯す」「過ちを犯す」という使い方をします。
「侵す」は、「入り進み奪い取る」「他社の権利などをそこなう」という意味で使われます。「領空を侵す」「権利を侵す」という使い方をします。
「冒す」は、「よく考えずむやみにことを行う」という意味で使われます。「危険を冒す」という使い方をします。
このように読みは同じですが、異なる漢字のものを同訓異義といいます。
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