「冷める」「覚める」「醒める」の違い
「さめる」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「冷める」「覚める」「醒める」「褪める」などが思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。
「冷める」は、「熱いものの温度が下がる」という意味で使われます。「味噌汁が冷める」「ほとぼりが冷める」という使い方をします。
「覚める」は、「目がさめる」「迷いからさめる」という意味で使われます。「目が覚める」「迷いが覚める」という使い方をします。
「醒める」は、「酒の酔いからさめる」という意味で使われます。「酔いが醒める」という使い方をします。
「褪める」は、「色が薄くなる」という意味で使われます。「色が褪める」「失敗して青褪める」という使い方をします。
このように読みは同じですが、異なる漢字のものを同訓異義といいます。「醒」には、「めざめる」「迷いがはれる」意もあり、「覚める」と同様に用いられます。
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