「正す」「質す」「糾す」の違い
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「ただす」という言葉がありますが、漢字で表した場合、「正す」「質す」「糾す」などが思い浮かぶと思います。ではそれぞれにはどのような意味があり、どう違うのかを考えていきたいと思います。
「正す」は、「誤りやゆがみを直す」という意味で使われます。「姿勢を正す」「服装を正す」という使い方をします。
「質す」は、「問いただす」という意味で使われます。「真意を質す」「疑問を質す」という使い方をします。
「糾す」は、「過ちを問いただす」という意味で使われます。「悪事を糾す」「不正を糾す」という使い方をします。
このように読みは同じですが、異なる漢字のものを同訓異義といいます。他にも「訂す」「匡す」などがあり、「訂す」は文字の誤りを直す意、「匡す」はゆがんだものをもとどおりに直す意です。
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