慣用読みとは
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慣用読みとは、「誤読」などにより本来とは異なる読み方が、広く用いられ定着した読み方のことです。
慣用読みの例
例えば「重複」は何と読むでしょうか?本来の読み方は「ちょうふく」ですが、体重(たいじゅう)や重視(じゅうし)など「チョウ」の読みより「ジュウ」の読みが広く知られているため、「じゅうふく」の読み方が広く用いられ「慣用読み」になったと思われます。
「重複」は本来の読み方が「ちょうふく」で、慣用読みが「じゅうふく」です。
では、慣用読みの代表的なもの例題として挙げてみます。
「早急」は何と読むでしょう?
さっきゅう
そうきゅう
もう一問、「貼付」は何と読むでしょう?
ちょうふ
てんぷ
皆さんは読めましたか?
本来の読み方と違うからといって間違いとされるわけではありません。もともと誤読などから始まったものが、現在では標準・優先とされるものもあります。時代とともに慣用化も進み辞書や放送などでも、本来の読みよりも慣用読みを優先するものも多くなりました。
慣用読み一覧
以下は主な慣用読みの一覧です。
漢字 | 本来の読み | 慣用読み |
---|---|---|
依存 | いそん | いぞん |
堪能 | かんのう | たんのう |
寄贈 | きそう | きぞう |
矜持 | きょうじ | きんじ |
攪拌 | こうはん | かくはん |
攪乱 | こうらん | かくらん |
固執 | こしゅう | こしつ |
早急 | さっきゅう | そうきゅう |
惨敗 | さんぱい | ざんぱい |
輸出 | しゅしゅつ | ゆしゅつ |
出生 | しゅっしょう | しゅっせい |
消耗 | しょうこう | しょうもう |
貼付 | ちょうふ | てんぷ |
重複 | ちょうふく | じゅうふく |
捏造 | でつぞう | ねつぞう |
憧憬 | しょうけい | どうけい |
漏洩 | ろうせつ | ろうえい |
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